BR-M545 シマノメカニカルディスクブレーキ。パッドの調整ネジが錆び付いて動きが悪くなってきたので、分解してみることに。
このメンカニカルディスクブレーキ、ツーピースではなくキャリパー本体は一体式。2013年11月現在、すでに廃盤になっており、現行モデルで一体式なメカニカルディスクはラインナップされてない。シマノメカニカルディスクの最高グレードとなる貴重な代物?今更メカニカルである必要もないけどね。
【分解に使った工具】
13mmのソケット
3mm・2mmのアーレン
15Tのトルクス(星形)
【内側から分解】
内側の部品をはずす。まずは2mmのアーレンでイモネジをはずす。
3mmのアーレンで内側の黒い部品をしめこんで内側におとす。
外側の黒い部品は手で簡単にまわすことができるので、こいつも内側におとす。もしかしたら内側の黒い部品をまわすと外側も一緒に動いて簡単にはずれるかも。
【外側を分解】
トルクスをつかい2つネジをはずすと。13mmのナットがみえる。ワッシャー等の順番を間違わないように覚えておくとする。
13mmのナットをはずすと、リターンスプリングがでてくる。ちなみに13mmのナットには裏表がある。組み立てるときはギザギザしたほうが表(外側)にくるようにしないといけない。
リターンスプリングを取り出したら、そのまま手で強く押し込んであげると、ピストン部が内側におちる。そのまま反対側に押し込んで反対側(内側)から抜くとピストン部が分解できる。
このとき注意しないといけないのが、ピストン内部にベアリングの玉が三つ入っているので、ピストン部を強く勢いよく押し込んだ拍子に、このベアリングの玉を飛ばさないようにすることかな。
あとは、各部をきれいにして、ベアリング部、ねじで稼働するところにグリスを塗って、もとどおりに組み立てして、完了なり。
調子の悪かったパッドの調整ネジの動きだが、下の写真の部品の結合部兼可動部のネジがサビついていたため動きがしぶくなっていた。
ネジの部分にグリスアップし、調子は回復!
ちなみにピストン部の内側はこんな感じ。ベアリングが溝の深さが深いところから浅いところに移動することでピストンが閉まる構造???